ローマ神話に伝わる運命・幸運の女神を描いた作品。人々の運命をいつ何が起こるかわからない海になぞらえる。
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♪詳細情報♪
作曲:樽屋雅徳(Masanori Taruya)
演奏時間:7分30秒 (約)
グレード:5
主なソロパート: Fl.soli (or Ob., B♭Cl.) / Hrn.
Trp.最高音: 1st / High B♭ 2nd / G
最少演奏人数:23名
編成:吹奏楽(小編成)
演奏時間:7分30秒 (約)
グレード:5
主なソロパート: Fl.soli (or Ob., B♭Cl.) / Hrn.
Trp.最高音: 1st / High B♭ 2nd / G
最少演奏人数:23名
編成:吹奏楽(小編成)
▼楽器編成▼
Piccolo
Flute (div.)
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
B♭Clarinet 1 & 2
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Flute (div.)
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
B♭Clarinet 1 & 2
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 1 & 2
Horn 1 & 2
Trombone 1 & 2
Euphonium
Tuba
String Bass (opt.)
Piano
Horn 1 & 2
Trombone 1 & 2
Euphonium
Tuba
String Bass (opt.)
Piano
Timpani
Percussion ※3 players~
Percussion ※3 players~
Bass Drum
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Glockenspiel
Vibraphone
Marimba
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Glockenspiel
Vibraphone
Marimba
♪楽曲解説♪
この曲は、東海大学札幌校舎吹奏楽部(顧問:平井直輝)の委嘱により2010年に作曲しました。
フォルトゥナはローマ神話に伝わる運命・幸運の女神で、フランス国王ルイ14世のコレクションのひとつである『運命のアレゴリー』という絵画に“海のフォルトゥナ”としてその姿が体現されています。
絵画は、海辺の町を舞台に、運命が定まらないことを象徴する球体・地球儀の上に立つフォルトゥナが、偶然や運命の風に身を任せ、人々に善と悪を惜しみなく与える様子が描かれています。女神を中央として対照に、女神が微笑む平和と幸福をもたらされた太陽の光溢れる街と人々、一方女神の背後は嵐がおき黒い雲がたちこめる街が描かれている印象的な作品です。
このように人々の運命を司るフォルトゥナが、突然の荒波や嵐でいつ何が起こるかわからない海に例えられ、“海のフォルトゥナ”として描写されています。
荒波や嵐の場面では、タンギングだけで荒々しさを表現するのではなく短い音でもしっかりと息を入れて鳴らして吹いて「重さ」を、平和と幸福の場面では、しっかりとブレスをとって音色を作り「美しさ」を意識して、この絵画の描写をイメージしてより深い音楽にしてください。
なお、このテーマの絵画『運命のアレゴリー』は、現在フランスのルーヴル美術館に所蔵され、公式ホームページで見ることが出来ます。
(樽屋雅徳)