宅配スコア閲覧
クラシックからジャズまで様々な形式を取り入れた40分の超大作!清水氏らしい華やかなオーケストレーションで纏められている。
♪詳細情報♪
演奏時間:40分(約)
楽曲構成:全4楽章
1楽章:Introduction and Theme
2楽章:Scherzo
3楽章:Adagio
4楽章:Finale
グレード:4.5
主なソロパート: Picc. / Fl. / Ob. / Bsn. / B♭Cl. / S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / Trp. / Trb.
Trp.最高音:1st:High B♭ / 2nd:As / 3rd:F
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
1st & 2nd Flutes (all div.)
1st & 2nd Oboes
1st & 2nd Bassoons
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭ (div.)
2nd Clarinet in B♭ (div.)
3rd Clarinet in B♭ (div.)
Bass Clarinet in B♭
Contrabass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophones in E♭
2nd Alto Saxophones in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
1st Trumpet in B♭ (div.)
2nd Trumpet in B♭ (div.)
3rd Trumpet in B♭ (div.)
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F
3rd & Bass Trombones
Euphonium (div.)
Tuba (div.)
String Bass (div.)
Piano
Harp
Timpani (doub. Maracas /
R.H.Maracas)
1st Percussion
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Hi-hat Cymbal
Finger Cymbal
Wind Chime
Break Drum / Cabasa
Bongo & Conga
Large Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Finger Cymbal
Sizzle Cymbal
Tam-tam / 4 Tom-toms
Wind Chime / Bell Tree
2 Temple Blocks
4 Tom-toms
Wind Chime / Whip
Crotales
Glockenspiel
Xylophone / Vibraphone
Marimba / Tubular Bells
Break Drum / Whip
Glockenspiel
Vibraphone
Marimba / Tubular Bells
♪楽曲解説♪
2011年神奈川県を中心に活動する横浜栄区民吹奏楽団の委嘱により書き始め、2014年10月に全4楽章が完成した40分程の作品です。初演は翌年2015年1月に同楽団の定期演奏会によって行われました。 私にとっての初めての交響曲であり、自分自身の思想を表現した曲です。4年をかけて書いた今作は、シンプルな4楽章構成になっています。今までの私の作品の多くは、特定の題材を選び書いたものでした。それは景色、歴史、人物、様々な題材でしたが、今作は、自分の想いを音楽で表現しようと試みました。
1楽章 Introduction and Theme
劇的な冒頭の後、重要なモチーフがいくつか登場し、そのテーマが起源のようなものとなり曲は展開していきます。後半は、今作の主題となる旋律が静かに奏でられたあと、冒頭が再現され、力強く幕を閉じます。
2楽章 Scherzo
ジャズ、ロック、ポップの要素を多く含んだ内容になっており、冒頭で登場するモチーフが全体を支配します。スケルツォとある通り3拍子を中心に書かれ、途中にゆったりとした部分を挟んだ後、前半が再現される三部形式となっています。私が今まで聴いて来たクラッシック以外の音楽要素の多くを含んだ楽章です。
3楽章 Adagio
2008年に亡くなった恩人に捧げた楽章。この楽章でも全体を通して一貫したモチーフが何度も演奏されます。冒頭から9割近くニ短調で進み、その恩人と出会うきっかけになった『原石の未来』の静かなコラールに導かれるように、最後はヘ長調となり幕を閉じます。
4楽章 Finale
1楽章のテーマが長調で高らかに再現され曲は始まります。喜びに満ち溢れた楽章。アジアの様々な音楽、音階が含まれており、私の思う音楽のカタチを表現しています。1楽章から3楽章まで登場した様々なモチーフが登場し、後半には今作の主題が再現され、曲は最高潮に盛り上がり幕を閉じます。
聴いて下さる全ての方々に私の想う『何か』を感じ取って頂ける事を切に願って・・。
(清水 大輔)