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後半のエキサイティングな部分はとても魅力的!前作「生命のアマナ」の続編として書かれ、疫病の苦難を乗り越え明るい未来へ向かう音楽。前半では、コロナに対する沸々とした思いや情景、中間部では愛らしいアマビエと大切な人への・・・
楽曲詳細情報
- 作曲
- 片岡寛晶(Hiroaki Kataoka)
- 演奏時間
- 8:20(約)
- グレード
- 4
- 主なソロパート
- Picc./Fl./Cl./B.Cl./A.Sax./T.Sax./B.Sax./Timp.
(複数の楽器から選んで演奏することができるoption solo があります。詳細はスコアをご確認ください。) - Trp.最高音
- 1st:high C(As)/2nd:D
- 演奏最少人数
- 22
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo (doub. Flute)
- Flute
- Oboe (Option)
- Bassoon (Option)
- Clarinet in E♭ (Option)
- 1st Clarinet in B♭ (div.)
- 2nd Clarinet in B♭ (div.)
- Bass Clarinet in B♭
- 1st Alto Saxophone in E♭
- (doub. Soprano Saxophone in B♭)
- 2nd Alto Saxophone in E♭(Option)
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- (opt. doub. Flugelhorn in B♭)
- 2nd Trumpet in B♭
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass(option)
- 1st Percussion
- Tam-tam, Timpani
- Suspended Cymbal
- Sleigh Bell, Snare Drum
- Bass Tom, Ratchet
- Triangle, Hose Tone
- Whip
- 2nd Percussion
- Vibraphone, Wind Chime
- Finger Cymbal, 4 Toms
- Suspended Cymbal
- Snare Drum
- Sizzle Cymbal, Bongo
- Hi-hat, Ribbon Crasher
- Spring Drum, Marimba
- 3rd Percussion
- Bass Drum
- Suspended Cymbal
- Tam-tam, Anvil, Triangle
- Glockenspiel, Wind Chime
- Tambourine
- 4th Percussion
- Chime, Marimba
- Tam-tam, Xylophone
- 2 Wood Blocks
- Glockenspiel
- Suspended Cymbal
- Vibraphone, Guiro
- Voice (Humming)
楽曲解説
■作品について
「生命(いのち)のアマナ」の続編にあたる今作は、2021年に仙台城南高等学校吹奏楽部からの委嘱により作曲、同年、初演されました。
Withコロナの時代となり、新型コロナウイルスによって奪われてしまった命の尊さや、仲間との絆を深く感じる日々。一歩進んでは、また一歩退く…このような状況は、私自身の心境に大きな変化をもたらし、手掛ける作品においても影響を及ぼしました。
タイトルの 「La musica dell' amabile amabier」は、フィレンツェ訛りのイタリア語で、『愛らしいアマビエ』を意味します。病気を消し去ってくれるアマビエ。そのご利益には是非ともあやかりたいものです。
前半では、コロナに対する行き場のない怒りや不安、おどろおどろしい情景をありのままに描きました。テンポの速い箇所は、我々はどこへ向かっていけばよいのかという不安を抱えながらも強い気持ちを持って前へと突き進んでいく様子を音に込めました。
中間部では、愛らしいアマビエの登場。大切な人への愛の形を表現し、後半部では、苦難を乗り越え、疫病退散、全ての事が好転していく…そんな願いを形にしてみました。
この作品が、明るい未来への指標となり、聴衆の皆様の心に響き、届きますように。
最後になりますが、今作は、フレーズの断片から作り上げる過程において、仙台城南高等学校吹奏楽部の皆さんと手を取り合い、あらゆる可能性を求めてきました。そして、第10回 日本学校合奏コンクール全国大会 グランドコンテストのステージでは、その集大成となる完全版をお披露目するという夢が叶いました。ご指導くださった顧問の佐藤 学先生をはじめ、講師の先生方、そして部員の皆さんに心より感謝申し上げます。
(片岡寛晶)