宅配スコア閲覧
全編を通して奄美島唄の「歌」でつながれた、民謡の魅力を美しく表現した作品!
この曲は実に美しく魅力ある場面が次々と出てきます。全曲演奏すると9分半ですが、作曲者自身のカット版が示されていて6分半程で演奏できます。しかしカットするのは惜しいほどの・・・
2nd Flute (doub. Piccolo)
Oboe (option)
Bassoon (option)
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
2nd Horn in F
1st Trumpet in B♭
2nd Trumpet in B♭
1st Trombone
2nd Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass (option)
1st Percussion
Xylophone
Snare Drum
Crash Cymbals
Glockenspiel
2nd Percussion
Cabasa
Bass Drum
Suspended Cymbal
Triangle
Hi-hat Cymbal
4 Toms
Crash Cymbals
大阪音楽大学クラリネットオーケストラの委嘱で2020年に作曲したものを2023年に小編成吹奏楽のために書き改めました。
奄美島唄に触れるのは私にとって初めての経験でしたが、本土の音階と沖縄のリズムが融合したような独特の音楽に強く魅せられながらも、西洋クラシック音楽の手法でまとめましたので、結果として非常にハイブリッドな音楽になっているのではないかと思います。
曲を作るに当たって、数ある奄美島唄から選んだのは次の4つです。
「朝花(あさばな)」:奄美の唄遊びで挨拶唄・喉慣らしとして最初に唄われます。
「稲摺り(いにすり)」:もともとは籾(もみ)を摺(す)る作業情景を踊りで表現した仕事唄で、軽快で愉快な光景が目に浮かびます。
「一切朝花(ちゅっきゃりあさばな)」:軽妙洒脱な歌詞で、歯切れの良い陽気な曲です。
「六調(ろくちょう)」:奄美大島の踊り唄で最も急速な曲。踊りも熱狂的な踊りで、これでさんざん盛り上がって散会する習わしになっています。
これら4つの曲が単に順番に出てくるのでは無く、「朝花」ー「稲摺り」ー「朝花」ー「一切朝花」ー「六調」と進んで、「六調」の枠組みの中でさらに「稲摺り」と「一切朝花」を絡ませて最後は「朝花」で締めくくる、という構造になっています。
(高昌帥)
《演奏カット案について》
下記をカットすることで演奏尺を短くすることができます。
・11~25小節目
・162~172小節目
・237~304小節目
演奏尺は約6分30秒ほどとなります。