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伝説上の聖なる鳥「がルーダ」の神話を基に作曲。
場面設定が明確で、取り組みやすい。各パートの2、3番は音域的にも技術的にも易しめのため、演奏者の経験にバラつきがあっても安定した響きが得られる。Fl.、Cl.、A.Sax.にソロあり。オプション楽器が多く、最小11人から演奏可能!(打楽器は最小2人~)。
♪詳細情報♪
演奏時間:6分50秒(約)
グレード:3.5
主なソロパート: Fl. / B♭Cl. / A.Sax.
Trp.最高音: 1st / High B♭ 2nd / E 3rd / C (↓)
最少演奏人数:11名
編成:吹奏楽(小編成)
▼楽器編成▼
Flute 1
Flute 2 (opt.)
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
E♭Clarinet (opt.)
B♭Clarinet 1 & 2
B♭Clarinet 3 (opt.)
Bass Clarinet (opt.)
Alto Saxophones 1
Alto Saxophones 2 (opt.)
Tenor Saxophone (opt.)
Baritone Saxophone (opt.)
Trumpet 2 & 3 (opt.)
Horn 1
Horn 2 & 3 (opt.)
Trombone 1
Trombone 2 & 3 (opt.)
Euphonium
Tuba
String Bass (opt.)
3 Tom-toms *
Snare Drum*
Bongos
Congas
Wood Block
Hi-Hat Cymbal*
Suspended Cymbal (opt.)*
Bass Drum
(opt. or Foot Bass Drum*)
Crash Cymbals (opt.)
Wind Chime (opt.)
Triangle (opt.)
Tambourine (opt.)
Tam-tam (opt.)
Glockenspiel (opt.)
Xylophone (opt.)
Vibraphone (opt.)
*Drum Set can be used
♪楽曲解説♪
ガルーダとは、人間の胴体に鷲の頭と翼、爪を持った伝説上の聖なる鳥です。その胴体は黄金色に輝き、炎の様に紅い翼で空を駆け巡り、鋭く尖った爪で蛇を捕らえます。
インド神話に登場する「ガルダ」がアジアの様々な国に伝播し、中でも1世紀頃に伝わったとされるインドネシアでは、国の象徴として「ガルーダ」の名で広く国民の間で親しまれてきました。作曲者がインドネシア・バリ島を訪れた際、民族舞踊や絵画、彫刻をはじめ、建築物、石像などのモチーフとして、街中の至る所でガルーダが大切に崇められている様子を目にし、作曲のインスピレーションを得ました。
この作品では、ガルーダの以下の様な神話を元に作曲されました。
【Furioso】ガルーダの猛々しく、きらびやかな風貌が表現されています。
【Andante】母親がナーガ族の罠にはまり奴隷にされてしまった様子を描いています。
【Andante misterioso】不死の霊薬アムリタを求めて、ガルーダが長い旅に出掛けます。
【Vivo】天界で番人たちの様々な攻撃をかわし、アムリタを手に入れます。
【Andante】インド神の1人ヴィシュヌと出会います。ヴィシュヌはガルーダの勇気に感動しアムリタを用いない不死の生命を与えます。
【Vivo】再び、インド最強の神インドラがガルーダに襲い掛かるが、それに屈せず、友好関係を結びます。
【Finale】母親をナーガ族から解放し、大団円の中曲が幕を閉じます。
オプション楽器が多く、最小で11名から演奏が可能ですが、中編成、大編成で演奏しても迫力ある演奏になります。演奏グレードは4程度ですが、各パート2、3番は音域も技術的にも易し目で、厚めのオーケストレーションで書かれているので、演奏者の経験にばらつきがあっても安定した響きが得られるでしょう。打楽器は5パートで書かれてありますが、最小で2名から演奏可能です。(打楽器人数が少ない場合、Perc.1,2,3はドラムセットを用いれば1人で3パート分の演奏が可能となっています)
バンドの大小に関わらず、人数/音量バランスに気をつけ、劇的でドラマチックな演奏を心掛けると良いでしょう。