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スペインの哀愁漂う名曲から5つの楽曲を抜粋しコンパクトな組曲に。

バレエ音楽「三角帽子」より/M.de ファリャ(森田一浩)【吹奏楽ライセンス楽譜】

在庫
在庫あり
商品コード
YDAF-B04
メーカー
ブレーンミュージック / Brain Music
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■ライセンス楽譜について■
弊社「ライセンス楽譜」は、該当作品の「年間演奏ライセンス」を購入いただくスタイルの楽譜です。


この「ライセンス楽譜」をご購入のお客様には《楽譜(スコア+パート譜セット)》と《演奏許諾書》をお送りいたします。《演奏許諾書》により定められた期間内(※1年間)は、自由に演奏していただけます。


「ライセンス楽譜」の楽譜は返却不要です。ただし、《演奏許諾書》記載の許諾期間が終了した後は、公の場での演奏はできませんのでご注意ください。許諾期間終了後に、再演をご希望の場合は、新たに「年間演奏ライセンス」をご購入ください。


(1)「年間演奏ライセンス」お申し込みについて
弊社ネットショップから、または、専用のFAX申込用紙でお申し込みください。

(2)「年間演奏ライセンス」料のお支払いについて
ネットショップからお申し込みの場合は、「コンビニ決済(前払い)」、「代金引換(配達時にお支払い)」、「クレジット決済」からお選びいただけます。
FAXでお申し込みの場合には、「代金引換(配達時にお支払い)」のみでのお支払いとなります。

(3)「年間演奏ライセンス」の有効期間について
出荷日より1年間です。(※《演奏許諾書》に明記されます。)

(4)《演奏許諾書》について
《演奏許諾書》は楽譜出荷時に1枚同封いたします。演奏ライセンスの契約内容を記載した重要書類です。再発行は致しませんので、紛失しないようご注意ください。コンクール等へご出場の際は、この《演奏許諾書》をコピーしてご提出ください。

(5)演奏や録音等に関する著作物使用料について
日本音楽著作権協会(JASRAC)等の著作権管理団体が徴収いたします。演奏や録音等の際には楽曲名・作曲者名(編曲作品の場合は編曲者名を含む)・出版社名を日本音楽著作権協会等にお届けいただき、所定の著作物使用料をお支払いください。コンサート等のプログラム・パンフレットには、必ず楽曲名・作曲者名(編曲作品の場合は、必ず編曲者名を含む)の記載をお願いいたします。

(6)無断複製の禁止
楽譜の無断複製(コピー等、方法の如何を問わず)は、著作権法で禁じられております。ただし、演奏者数の都合により、パート譜の補充が必要な場合に限り、必要部数のコピーを認めます。また、コンテスト等の審査用にスコアをコピーして提出することは認めます。

(7)第三者の使用禁止
《演奏許諾書》に記載された演奏団体以外の第三者が、該当楽譜を演奏することはできません。万一、他の団体によって演奏された場合は、全ての楽譜を没収させていただき、ライセンスご契約者様(団体)及び、不正に楽譜を使用された団体に対し損害賠償を請求いたします。
(*)料金・サービス内容は諸事情により予告なく変更になる場合があります。 あらかじめご了承ください。


この楽譜は返却不要です


■許諾期間終了後に再演ご希望の場合■

① 楽譜をお持ちの場合は、再演用ライセンスがご利用いただけます。


再演用|年間ライセンス料 
吹奏楽作品(商品コードYD〇〇) 一律 16,500円(税込)
アンサンブル作品(商品コードYDQ〇〇) 一律 11,000円(税込)
ブラスバンド作品(商品コードYE〇〇) 一律 11,000円(税込)


再演用ライセンスは初回購入の演奏者(団体)にしか付与できません。

お申し込みの際には初回購入時のライセンスコード(演奏許諾書・スコア表紙に記載されています)が必要です。

ご利用方法、お申込みは下記ブレーン・オンラインショップへ


②楽譜をお持ちでない場合(紛失含む)は、新規で「年間ライセンス」(楽譜セットつき)が必要です。

¥60,500(税込)
税抜 ¥55,000
数量
-+

宅配スコア閲覧

宅配スコア閲覧:バレエ音楽「三角帽子」

¥1,100(税込)
税抜 ¥1,000

楽曲詳細情報

作曲
マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)
編曲
森田一浩(Kazuhiro Morita)
演奏時間
20分00秒(約)
1.序奏~昼下がり (2:30)
2.粉屋の女房の踊り (2:40)
3.隣人たちの踊り (3:30)
4.粉屋の踊り (3:00)
5.終幕の踊り (6:00)
グレード
5
主なソロパート
Fl. / Ob. / E.Hrn. / Bsn. / B♭Cl. / Hrn.
Trp.最高音
1st:A / 2nd:Fis/ 3rd:Fis
編成
吹奏楽

楽器編成

    • Piccolo
    • 1st & 2nd Flutes
    • 1st Oboe
    • 2nd Oboe
    • (doub. English Horn in F)
    • 1st Bassoon
    • 2nd Bassoon
    • (doub. Contrabassoon)
    • Clarinet in E♭
    • 1st Clarinet in B♭ (div.)
    • 2nd Clarinet in B♭ (div.)
    • Alto Clarinet in E♭
    • Bass Clarinet in B♭
    • Contrabass Clarinet in B♭
    • Soprano Saxophone in B♭
    • 1st Alto Saxophone in E♭
    • 2nd Alto Saxophone in E♭
    • Tenor Saxophone in B♭
    • Baritone Saxophone in E♭
    • 1st Trumpet in B♭
    • 2nd Trumpet in B♭
    • 3rd Trumpet in B♭
    • 1st & 2nd Horns in F
    • 3rd & 4th Horns in F
    • 1st Trombone
    • 2nd Trombone
    • Bass Trombone
    • Euphonium (div.)
    • Tuba (div.)
    • String Bass
    • Piano (doub. Celesta)
    • Harp
    • Timpani
    • Percussion
      Snare Drum
      Bass Drum
      Crash Cymbals
      Suspended Cymbal
      Tam-tam
      Triangle
      Tambourine
      Castanets
    • Glockenspiel
    • Xylophone
    • Vibraphone
    • Marimba

楽曲解説

 19世紀スペインの作家、アラルコンの短編小説を原作とするバレエ《三角帽子》は、マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)の舞台音楽のなかでもひときわ高い評価を得た作品であろう。スペイン南部のカディスに生まれたファリャは、初めマドリード音楽院でピアノを学び、ピアノ奏者として活動した。このころ、のちに“スペイン国民楽派の父”とも呼ばれた作曲家、音楽学者のペドレルに作曲を師事したことで、ファリャはスペインの民俗音楽に開眼したとされている。
 《三角帽子》は、当初パントマイム《代官と粉屋の女房》の付随音楽として書かれたのち、ロシア・バレエ団の主宰者、ディアギレフの求めに応じてバレエ作品に改編され、1919年にロンドンで初演された。バレエは、ある日の「午後」と「夜」の出来事を描いた2つの部分からなり、主要曲を抜粋した2つの演奏会用組曲もしばしばコンサートでとりあげられる。この吹奏楽編曲は、組曲に含まれる特徴的な舞曲を中心にさらにコンパクトな組曲にまとめたもので、以下の5つの楽曲で構成されている。

1.序奏-昼下がり  ティンパニに導かれて、トランペットとホルンがファンファーレ風な音型を演奏する「序奏」(編曲では1コーラスに短縮)に続き、もの憂い雰囲気の「昼下がり」で第1部の幕が上がる(当該曲の後半部分を使用)。
2.粉屋の女房の踊り  物語の主要登場人物でもある粉屋の女房の、情熱的な踊り。アンダルシアの代表的な民俗舞踊、ファンダンゴのスタイルが使われている(編曲では、コーダとして第1部の終結部を使用)。
3.隣人たちの踊り  第2部冒頭の音楽で、聖ヨハネ祭を祝う村人たちの踊り。これもアンダルシアの民俗舞踊のひとつである、セギディーリャスのスタイルで書かれている。
4.粉屋の踊り  勇壮なホルンの信号、イングリッシュ・ホルンの“こぶし”を思わせる音型に続き、即興性にあふれた男性的なファルーカが踊られる。ファルーカはスペイン北部のガリシア地方に起源があるとされる舞踊で、フラメンコのジャンルのひとつとして広く知られるようになった。ギターで演奏されることが多く、ここでもギターのラスゲアード奏法(指の爪で弦をかき鳴らす奏法)を思わせるリズムが現れる。
5.終幕の踊り  物語を締めくくる第2部最後の踊りで、大団円に向かってさまざまな展開がくり広げられる。主要テーマには、スペイン北東部を起源とするホタのスタイルがとり入れられ、華やかな旋回舞踊風の雰囲気をつくり出している。

 当初は民俗舞曲的な楽曲を抜粋するつもりで編曲を始め、原曲の第1部からは「粉屋の女房の踊り」のみを選んでいたが、あまりにも勝手な選曲のように思われ、それで「序奏?昼下がり」を冒頭に加えることにした。結果的には、部分を抽出して演奏する際の選択肢が増えたように思われる。第1、2曲のカットに関してはオーケストラのさまざまな演奏を参考に、実例のあるカットを導入した。なお演奏会用第2組曲にあたる第3~5曲は、原曲どおりのサイズでカット部分はない。

(森田一浩)

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