オペレッタ「白馬亭にて」/R.ベナツキー(鈴木英史)【吹奏楽ライセンス楽譜】
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- 商品コード
- YDAB-H01
- メーカー
- ブレーンミュージック / Brain Music
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宅配スコア閲覧:オペレッタ「白馬亭にて」
練習時間が限られる中でもオペレッタシリーズを味わえる作品!
鈴木英史氏の豊かなアイデアによるオペレッタシリーズの中では、技術的には易しい作品です。「コロナ禍で練習が制限されても、何とか音楽の楽しさや美しさを味わわせてあげたい」と・・・
♪詳細情報♪
編曲:鈴木英史(Eiji Suzuki)
演奏時間:8:00(約)
グレード:3
主なソロパート:Sax.(soli)
Trp.最高音:1st:G / 2nd:D
最少演奏人数:22人
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
練習用音源
2nd Flute (doub. Piccolo)
練習用音源
Oboe (opt.)
練習用音源
Bassoon (opt.)
練習用音源
1st Clarinet in B♭(div.)
練習用音源
2nd Clarinet in B♭(div.)
練習用音源
Bass Clarinet in B♭
練習用音源
1st Alto Saxophone in E♭
練習用音源
2nd Alto Saxophone in E♭
練習用音源
Tenor Saxophone in B♭
練習用音源
Baritone Saxophone in E♭
練習用音源
練習用音源
2nd Trumpet in B♭
練習用音源
1st Horn in F
練習用音源
2nd Horn in F
練習用音源
1st Trombone
練習用音源
2nd Trombone
練習用音源
Euphonium
練習用音源
Tuba(div.)
練習用音源
String Bass (opt.)
練習用音源
Timpani
1st Percussion練習用音源
Wind Chime
Crash Cymbals
Wind Chime
Ratchet
Xylophone
Chimes
Bass Drum
Glockenspiel
Vibraphone
♪楽曲解説♪
ラルフ・ベナツキーは1884年モラヴィア(現チェコスロバキア)生まれ。ミュンヘンで高名な指揮者フェリックス・モットルに音楽全般を学び指揮者・作詞家として活躍。ウイーンではキャバレーの監督として働き、シャンソン、キャバレーソングを多数作曲。20歳代後半にベルリンに移住してからは規模の大きいミュージカル風作品を手がけます。ナチスドイツの台頭により1938年にアメリカに亡命しハリウッドの映画音楽界で活躍。戦後はヨーロッパに戻り、1957年に亡くなるまでチューリッヒで暮らしました。
「白馬亭にて」は1930年に作曲・初演された、ザルツブルグ郊外にある避暑地に実在するホテル「白馬亭」を舞台に、女主人ヨーゼフと給仕長レオポルドとの愛と避暑客人の恋を織り交ぜた全3幕の喜劇。いくつかのナンバーはロベルト・シュトルツ、ブルーノ・グラニシュテーテン、ロベルト・ギルベルト(歌詞も担当した)が作曲しており、これはミュージカルで見られる共同制作方式の先駆けです。本吹奏楽編曲はベナツキー担当部分のみが使われています。
作品はアメリカン・ミュージカル風のスタイルで書かれ、「大学祝典序曲」でも使われた旋律の引用に加え「ラデツキー行進曲」が複調の手法で出てくるなど斬新な工夫も見られます。
【演奏に当たって】
ポップス風テイストが濃厚ですが、[J]~[N]の前までを除いて、演奏スタイルや奏法はクラシック寄りにします。
冒頭は保続音の低音の響きが大切です。[A]以降、8分音符がスタカートなると「歌」になりにくいので注意します。[B]はmfのパートが主旋律。[C]はブラームスの「大学祝典序曲」でも使われた学生歌”Was kommt dort von der Hohe?”(あそこの山からくるのは何)の引用。[E]からテンポを上げて繋ぎます。[F]は8小節フレーズです。5小節目のサックスに繋がるように4小節目が切れないよう注意します。[G]5-6小節目のTp,は2拍目で和音になる8分音符を丁寧に。[I]は汽車の模倣、Trb.と木管高音は警笛です。
[J]からのジャズ風スラーは固めに動きましょう。[J]?[R]終わりまでは全て同じテンポです。[L]の前、[M]の前、[N]の前は全てrit.は無しで指揮します。rit.すると崩れやすいので注意。[N]は繋ぎの部分でアリアは[O]からという構成も明確に。[O]の主役はmfの中音域の対旋律です。[Q]から主旋律だけの音楽になるので構成の違いを意識します。
[W]から「ラデツキー行進曲」が引用され、[X]からマーチと重なります。異なった調で重なるこの部分は両方とも対等のバランスで、[Y]の前は打楽器のcresc.が全てを覆い尽くしてコーダに入ります。[F]よりもテンポが速いプレストで輝かしく幕を閉じます。
(鈴木英史)