作曲

ブレット・ズヴァチェック(Bret Zvacek)

グレード

3

編成

ジャズ（輸入楽譜）

販売形態

スコア+パート譜

Alto Saxophone 1
Alto Saxophone 2
Tenor Saxophone 1
Tenor Saxophone 2
Baritone Saxophone

Trumpet 1
Trumpet 2
Trumpet 3
Trumpet 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Trombone 4

Guitar
Piano
Bass
Drums

《Night Wing》は、1970年代に隆盛を極めたジャズ・フュージョンへのオマージュとして書かれた作品です。ジャズ、ロック、ソウルが融合した独特のスタイルを持ち、軽快で洗練されたストレート・エイスのグルーヴが全編にわたって展開されます。
作品は、魅力的なアンサンブルの書法と、ソリストたちの自由な表現が共存する構成になっており、演奏者にも聴衆にも強い印象を与える内容です。中でも、**ハービー・ハンコックの《Butterfly》（1974年）**を思わせるようなリズムセクションのアプローチや音色づくりが求められ、演奏には繊細なアンサンブル感覚が必要とされます。
ソロセクション（49小節以降）では、リズムセクションが即興的に表情を加えることができ、各奏者の個性が自然に浮かび上がる構造になっています。全体としては、フュージョン黄金期の音楽を現代のビッグバンドで再解釈したスタイリッシュな一曲といえるでしょう。
演奏会の中で雰囲気を一変させる“スパイス”として最適な楽曲であり、上級バンドにとっても演奏しがいのある作品です。