1995年に行われた第50回福島国体の式典音楽を、相馬市の委嘱によって作曲。このマーチはその内の１つである。1993年１月に作曲。同29日「式典音楽お披露目式」において、相馬高校と相馬女子高校(現在の相馬東高校)の合同バンド、作曲者自身の指揮(ついでに櫓太鼓も！)により初演。

トリオに有名な「相馬盆唄」を使い、主部もそのモティーフを発展させて作ったので、分かりやすく、親しみやすい曲となった。が、果たして行進しやすいかどうか、疑問ではある。

その後、福島国体のための２つのファンファーレをもとにした「ファンファーレ」を１楽章,「新相馬節」を２楽章とする組曲「相馬三景」の第３楽章とした。

演奏時間はすべての繰り返しを含む。(推奨するカット演奏は５分29秒)

（伊藤康英）