吹奏楽のためのアダージョ【スコアのみ】/伊藤康英【吹奏楽販売楽譜】
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- 在庫あり
- 商品コード
- NAS-BA325A
- JANコード
- 4995751816177
- メーカー
- イトーミュージック
♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Picc.
Fl.(div.)
Ob.(div.)
Bsn.(div.)
E♭Cl.
B♭Cl.1,2&3
A.Cl.
B.Cl.
A.Sax.(div.)
T.Sax.
B.Sax.
Fl.(div.)
Ob.(div.)
Bsn.(div.)
E♭Cl.
B♭Cl.1,2&3
A.Cl.
B.Cl.
A.Sax.(div.)
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1,2&3
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3
Euph.(div.)
Tuba(div.)
St.Bass(div.)
Harp
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3
Euph.(div.)
Tuba(div.)
St.Bass(div.)
Harp
Timp.
Perc.1
Perc.1
Tri.
Tam-tam
B.D.
Tam-tam
B.D.
Perc.2
Sus.Cymb.
Tam-tam
Wood Block
MalletsTam-tam
Wood Block
Xylo.
Vib.
Glock.
Vib.
Glock.
♪楽曲解説♪
楽語に用いられる音楽用語をあれやこれや眺めるのが好きだ。たとえば、フェルマータ(fermata)というのはバス停のことでもあり、クレッシェンド(crescendo)というのは、フランス語のクロワッサン(croissant)と同じ意味だ、とか。
アダージョ(Adagio)というのは、通常ゆっくりとしたテンポで演奏することや、緩徐楽章(ゆっくりとした楽章)を意味する。しかしこのイタリア語の言葉の語源を辿ると、ラテン語のagioに行き着く。これは、平安、 安らぎ、穏やかさ、といった意味だ。それにadという前置詞が付いてadagioとなったらしい。前置詞adは、英語に置き換えるとtoとかtoward、つまり「~の方向へ」という意味がある。たとえば「アドリブ」という言葉はラテン語であり、ad libitumつまり「自由の方向へ」というニュアンスを持った言葉である(…などと書いていると、なんだか外国語の授業のようですね)。ですからこの曲の題名adagioは、強いて訳すと「安らぎの方向へ」あるいは「toward the peace」(平和に向かって)ということになろうか。
穏やかならぬ事件があまりにも相次ぐ今の時代への、私からのささやかなメッセージである。
(初演プログラム/伊藤康英)
初演:玉川学園高等部吹奏楽団、長谷部啓指揮 「第39回定期演奏会」(パルテノン多摩)
玉川学園高等部吹奏楽団の委嘱により作曲。