エジプトの死の谷をイメージした作品。ピラミッドを作った時代の、人々の力強さや神秘が感じられるエキゾチックな作品。USグレードは5だが、編拍子や早いパッセージが少なく、比較的演奏しやすい。

エジプト風の音階を用いた個性的な作品。ミドルグレードの自由曲にもぴったり！

ギザのピラミッドは世界の七不思議で唯一現存する建造物です。古代エジプトの墓地、ピラミッド、象形文字に関するあらゆる研究が行われているにも関わらず、未だピラミッドが当時何のために使われていたのか見当もつきません。ピラミッド内には人体、死体、ミイラは一切見つかっていません。それらはいつも別のどこかに安置されています。ピラミッドは奴隷によって建てられたものでないことはよく知られています。近年の発掘調査により、ピラミッドの作業員たちは明らかに寿命を縮めるほどの大変な肉体労働に耐えていたにも関わらず、非常に良好な食生活を送り素晴らしい生活環境を楽しんでいたことが分かっています。ピラミッドの実際の利用法について書かれた多くの学説があります。崇拝や癒しの中心だったのか？古代の力を示すものなのか？後世の人々にコンタクトをとるために使われていた、はたまた宇宙人がその建造と利用に関与しているのか？

「オブ・ブラッド・アンド・ストーン」では、中核となる旋律やハーモニーにエジプトの古楽器の音色とスケールを使用しています。曲はナイル川での生活から始まります。序奏の後、打楽器が入り、ジャンプが私たちを日常生活の鼓動へ、それが遂にはウインドワンドの助けを得て冒険する死の谷へ誘います。死の谷の後、音楽的に文明の消失を追悼し、愛する人々の生死を想像します。曲は奴隷ではなく、世界が知らなかった何かを創るべく運命づけられた人々によって建てられたピラミッドを描写して終わります。ピラミッドは何千年もの間、残っているだけでなく、いかなる文明よっても再創造されていません。我々の祖先である古代エジプト人が血と石で世界を形作ったのです。