作曲：ジェフリー・ローレンス(Geoffrey Lawrence)
演奏時間：9:45（約）
グレード：5
編成：吹奏楽

Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe 1
Oboe 2/English Horn
Bassoon 1
Bassoon 2
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1
Alto Saxophone 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tuba
String Bass

Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Percussion 3

この作品は、「エルフェゲン（Elfegen）」という神話上の王国を舞台にした情景を描いています。そこは、北ヨーロッパにあるとされる、獰猛な戦士たちが住む地です。
冒頭では、不気味な「戦いの叫び」が静かに聞こえてきて、曲は静寂の中から始まります。しかし、すぐに雰囲気が変わり、戦士たちが丘を駆け上り、戦いの配置につく姿が描かれます。緊張感はどんどん高まり、やがて激しい戦闘が始まります。
戦いがしばらく続いた後、ようやく騒乱は収まり、一時的な静けさと内省の時間が訪れます。
その中で、一人の声が聞こえてきます――まるで「争いをやめよう」「互いの違いを乗り越えよう」と訴えかけるように。
しかしその声は無視され、再び戦火が燃え上がります。
冷酷なエルフェゲンの戦士たちは、完全な勝利を手にするまで満足しません。音楽は非常に大きく、そして勝利に満ちたクライマックスへと突き進み、もう一つの戦いが避けられぬ結末を迎えるのです。