作曲：ポール・ロヴァット＝クーパー(Paul Lovatt-Cooper)
グレード：Difficult
編成：ブラスバンド

『Vitae Aeternum（ヴィタエ・エテルナム）』は、ポール・ロヴァット＝クーパーが世界的に有名なブラック・ダイク・バンドの「コンポーザー・イン・レジデンス（専属作曲家）」として書いた最初の本格的な作品です。タイトルのラテン語「Vitae Aeternum」は「永遠の命」を意味します。
この曲は、アイヴァー・ボサンコとディック・クロメンホークによる楽曲からインスピレーションを受けており、3つの楽章が途切れることなく続く構成になっています。
初演は2007年8月25日、オランダ・ドラフテンのDe Laweiコンサートホールにて、ニコラス・チャイルズ博士の指揮によるブラック・ダイク・バンドによって行われました。同年、ブラス・イン・コンサート選手権では、ブライハウス＆ラストリック・バンドがこの曲をフィナーレに選び、優勝に貢献しました。
その後も、コリー・バンド、レイランド・バンド、救世軍のインターナショナル・スタッフ・バンドなど、世界有数のブラスバンドに愛され、演奏されています。
壮大でドラマチックな構成と、精神的なテーマをもったこの作品は、ブラスバンドのレパートリーの中でも特に感動的で力強い一曲です。