作曲：ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(Vincenzo Bellini)
編曲：ハリー・ピーターズ(Harry Peters)
演奏時間：7:00（約）
グレード：3
編成：オーボエ＆ピアノ

Oboe, Piano

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ（1801-1835）の唯一現存する協奏曲で、オペラ作曲家として最も知られる彼の数少ない器楽作品の重要な例です。
この作品は、元々「アッリタリアーナ」様式でオーケストラのために書かれたもので、3つのセクションからなる一続きの楽章構成です：
1.リゾルート・アレグロ
2.ラルゲット・カンタービレ
3.アレグロ・ポロネーズ
ベッリーニがオペラ形式に強く傾倒していたことを考えると、オーボエのソロがオペラ的な要素を持ち、ベルカントのテーマがまるで声楽ソロに匹敵するほどの注意を払って書かれているのは当然とも言えます。
ハリー・ピーターズによるこのピアノ・リダクションは、中級レベルの演奏者にとって、技術的な能力と叙情的な表現力の両方を披露できる絶好の作品となっています。