作曲：アンドレ・ウェニャン(Andre Waignein)
演奏時間：6:00（約）
グレード：3
編成：吹奏楽

Flute / Piccolo
Oboe
Bassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tuba

Timpani
[Mallet Percussion]
[Percussion 1]
[Percussion 2]

2014年7月22日、イタリア南部の町 Laureana di Borrello（ラウレアーナ・ディ・ボレッロ） にて、カラブリア州全土から集まった約250名の若き音楽家たちが一堂に会し、壮大な音楽イベントが開催されました。
このイベントの中心となったのが、ベルギーの著名な作曲家アンドレ・ウェニャン（Andre Waignein） による新作吹奏楽曲《Calabria Evolutions（カラブリア・エヴォリューションズ）》の世界初演です。
この曲は単なる音楽作品ではなく、カラブリアの自然美と文化、そして若い世代による音楽運動の力強さへの敬意を込めたものです。ウェインゲン自身がこのプロジェクトに深く共感し、“革命的な社会・文化の変化を遂げつつあるカラブリアの若者たち”への賛辞として、この作品を作曲しました。
“Calabria”（イタリア南部の地域）をテーマにした本作品は、その名の通り、カラブリアの自然と文化を音楽で巡るような構成です。
冒頭の堂々たるテーマは地域の誇りを示し、その後に一転して穏やかなカンタービレが現れるとされています。
主題は複数の表情を経て進行します。活力あふれるリズムや、穏やかで叙情的な部分が織り交ざり、音楽の“進化”を感じさせます。
中級バンド向けに設計されながらも、セクション間の対話やメロディラインの歌わせ方を学ぶ絶好の教材です。