
「闇からの脱却」を意味し、闇を打ち破る勇気を表現した作品。「不安」をベルトーンのモチーフで表し、トゥッティとソロの対比が印象的な作品。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 田村修平(Shuhei Tamura)
- 演奏時間
- 4:50
- グレード
- 4
- 編成
- フレキシブル・アンサンブル
楽器編成
- Part 1
- Piccolo (doub. Flute)
- Part 2
- Clarinet in B♭
- Clarinet in E♭
- Flute
- Oboe
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Clarinet in E♭
- Part 4
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Part 5
- Alto Saxophone in E♭
- Clarinet in B♭
- Part 6
- Alto Saxophone in E♭
- Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Part 7
- Tenor Saxophone in B♭
- Bass Clarinet in B♭
- Bassoon
- Euphonium
- Part 8
- Baritone Saxophone in E♭
- Bass Clarinet in B♭
- Bassoon
楽曲解説
岐阜県立羽島北高等学校(顧問:鳥居小百合先生)より委嘱を受け、2024年に作曲しました。初演時の編成は Fl.(Picc.)/Cl.1-3/A.Sax.1-2/T.Sax./B.Sax.という木管八重奏でしたが、出版に際しフレキシブル編成へと改訂いたしました。
作品名「Away from Darkness」は直訳すると「闇からの距離」という意味ですが、ここでは転じて「闇からの脱却」という意として捉えていただければと思います。ここでいう「闇」とは、「不安」や「焦燥」などを指し、そうした感情を表現した半音のベルトーンによるモチーフが生み出す緊張感あるテーマを展開しながら、心象風景を描いた作品となっています。
不安が常に付きまとう現代社会において、この作品を通じて、闇を打ち破る勇気や力を音楽で表現していただければ幸いです。
(田村修平)