2010年に福島県・美里町立高田中学校の委嘱により作曲しました。

厳かであり、エキゾチックな雰囲気がこの曲の最大の特徴であり、また、打楽器の響きを生かす事が、質の高い演奏を生むのではないかと思います。冒頭のエネルギッシュな5音音階から一転、静寂なメロディは、瞑想の時へと誘う合図です。それを打ち破る、Aからの太鼓群とTimp.ソロ。静寂と喧噪の対照的な動きを、効果的に演奏してみましょう。DのAllegroからは、瞑想の世界へと入り込み、突き進んでいってください。ガムラン音階の独特な響きをどのように演出するのか、考えながら曲を仕上げていくのも楽しいのではないでしょうか。ラストは、スピードにのり、唸りを出せると最高です！(片岡寛晶)

※特殊楽器は使用しておらず、マリンバも一台で演奏可能。