♪詳細情報♪
演奏時間:4分45秒 (約)
グレード:4
Mari.音域:4.5 oct.(4 oct.でも可)
Timp.台数:4台
編成:打楽器5重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
2nd Percussion Meddiam Tam-tam / Vibraphone
3rd Percussion Ride Cymbal / Timppani
4th Percussion Finger Cym. / Marimba
5th Percussion Low T-tam / Bass Drum / Suspended Cymbal / Tubular Bells / Xylophone
♪楽曲解説♪
この作品は、静岡県高等学校吹奏楽連盟の委嘱で作曲しました。
静岡県吹奏楽連盟の理事会の中で、「アンサンブルのレパートリーに手頃なものがない。マンネリ化している」という話があがり「委嘱してはどうか」という話が持ち上がったのが、この作品の委嘱のキッカケです。また、「多くの団体に取り上げられ、レパートリーとして定着させたい(少なくとも県内では)と思っているので、楽器編成はマリンバ、ヴィブラフォーン、シロホン、グロッケン、チャイム、バスドラム、スネア、トムトム、ドラ等一般的な楽器でお願いします。」というお話でした
こういった委嘱内容ですので、当然使用楽器の上記のようにどの団体でも比較的揃えやすいだけでなく、難易度も決して高くなく、なおかつ効果的な表現が出来るよう心がけました。
また、かつていくつかの団体がこの作品のタイトルを「共鳴の楽章」とプログラム等に載せていますが、これは誤訳でして、日本語の訳をした場合の意味は「ソノリテ(この言葉の日本語訳はとても難しいです。強いて訳せば -鳴り響き方- と言う感じになりますが、もっともっと広く、深い意味があります)と運動」となります。ですから日本語表記に際しても「ソノリテ・エ・ムーヴマン」とお願いいたします。
曲は大まかに分けて2種類の要素で構成されています。最初の部分に出て来るチューブラーベルズの3つの音によるモティーフを中心とした部分とアレグロの部分です。この2つの要素の対比で成立していますが、特にアレグロの部分は正確なビートとテンポ感が要求されます。しっかりとしたビート感覚を身につけて演奏してください。また、常に各パート間のバランス、インタープレイに気を配って下さい。この種の作品はお互いのインタープレイ如何でその表現と伝わり方が全く違ってきてしまいます。何故、そこにその音があるのか、と言うことをじっくりと研究すると自ずと方向は見えて来るでしょう。
2005年、静岡県立沼津東高等学校初演
(天野正道)