打楽器8重奏:ソナチネ/金田真一【アンサンブル楽譜】
- 在庫
- 在庫あり
- 商品コード
- ENMS-84093
- JANコード
- 4995751811578
- メーカー
- ブレーンミュージック / Brain Music
♪詳細情報♪
2nd Percussion Xylo. / Glock.
3rd Percussion Vib.
4th Percussion Timp.
5th Percussion 4 T-toms
6th Percussion S.Dr.
7th Percussion B.Dr. / Tri. / Tamb.
8th Percussion Sus.Cym. / B.Dr.
《必要台数》
Mari. 4oct.
Timp. 4台
♪楽曲解説♪
『ソナチネ』は、1998年に京都市立修学院中学校吹奏楽部のために作曲され、翌99年に改訂された。同校は作曲者の指導で練習を積み、同年12月25日、京都市西文化会館における京都府中学校アンサンブルコンテストでこの作品を初演した。
スピード感あふれる打楽器八重奏曲。A-B-Aの3部形式で、最後は鍵盤楽器のユニゾンによるコーダに発展する。金田氏の他のアンサンブル曲と同様に、標準的な打楽器が効果的に用いられた歌心あふれる作品となっており、初心者も演奏に参加できるよう教育的配慮がなされている。
●演奏のポイント
原則として、前列に鍵盤楽器を、他は後列に配置するとよい。マリンバは大きめの音量を心がけ、中間部のソロはたっぷりと抑揚をつける。シロフォンは曲をリードして積極的に演奏する。ヴィブラフォンは糸巻きの硬質マレットがよい。ペダル記号は目安であり、それを参考に工夫してほしい。ティンパニはアクセントのある音とない音の落差をつける。スネアドラムとトムは他の楽器とリズムを揃える。スネアドラムが響きすぎて全体のバランスを損なわないように注意する。バスドラムは深くて重量感のある音が必要。サスペンディド・シンバルはクレッシェンドを鮮やかに演出する。
60~97小節は遅すぎないように注意する。96小節のタンバリンは、膝の上または布を敷いた台などの上で客席から見えるようにして両手で演奏する。104小節のトライアングルはビーターが2本必要。107小節以降、鍵盤楽器は手順(RL)を統一する。137小節からのコーダは盛り上げを後半に残しておく。最後の小節は=80くらいまで減速する。コンテスト用にカットが必要な場合は、80小節から84小節の最初の音(ヴィブラフォンを除く)を割愛できる。
●附記
従来、金田真一氏の打楽器アンサンブル曲は、自家製の楽譜が全国の希望者に提供されてきました。演奏した方々の感想や要望を取り入れて曲は少しずつ改訂され、提供された時期によってやや異なる楽譜もあります。また、金田氏が亡くなった後のパソコンからはさらに改訂中のデータも見つかりました。このたびの出版にあたっては、生前の金田氏と交流のあった村上泰裕がスコアやパート譜等のあらゆる資料を厳密に比較検討し、責任校訂を行いました。