♪詳細情報♪
作曲者:シャルル・グノー(Charles Gounod)
編曲:森田一浩(Kazuhiro Morita)
演奏時間:3分10秒 (約)
グレード:3
B.Cl.最低音:Low D (実音)
編成:クラリネット6重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
編曲:森田一浩(Kazuhiro Morita)
演奏時間:3分10秒 (約)
グレード:3
B.Cl.最低音:Low D (実音)
編成:クラリネット6重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
4th Clarinet in B♭(or Alto Clarinet in E♭)
Bass Clarinet in B♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
4th Clarinet in B♭(or Alto Clarinet in E♭)
Bass Clarinet in B♭
♪楽曲解説♪
歌劇「ファウスト」や、バッハの「平均律クラヴィア曲集」第1番にメロディーを乗せた「アヴェ・マリア」などで知られるフランスの作曲家、シャルル・グノー(1818-93)の管弦楽曲が原曲。
ローマ留学時代に接した宗教音楽に感銘を受けたグノーは、一時は聖職者を志していた。しかしその一方で世俗的な情感への興味も捨て切れず、宗教音楽とロマン派歌劇という、ある意味では対照的なふたつのジャンルに多くの作品を残した。どちらも彼にとっては内面的な葛藤の中での創作だったといわれている。
こうした創作傾向のせいか、グノーには純粋な管弦楽作品が少ない。その数は十指に満たず、演奏会で採りあげられることも稀であるが、そこには内面の葛藤から解放された、意外なほど明快な音楽がある。1873年に書かれたこの作品も、グノーの珍しい一面を表したコミカルな小品である。
クラリネット6重奏のためのこの編曲は、はじめ東京クラリネット・アンサンブルのレコード録音のために、1981年に書き下ろした。その後、87年に月刊バンド・ジャーナル別冊「クラリネット&サクソフォーン」(音楽之友社)にスコアが掲載され、また同アンサンブルによるCD再録(コジマ録音「華麗なるクラリネット・アンサンブルの世界 III」)も行われた。
当初は原曲のオーケストラ・スコアが手に入らず、古いレコードから採譜したが、最近になってオリジナル楽譜が手に入ったため、この出版を機に、大幅に改訂したことを付け加えておく。
(森田一浩)