ブレーン・アンサンブル・コレクションは、226タイトルを数える楽譜とプロプレーヤーによるＣＤシリーズで、アンサンブルコンテストや各種演奏会を中心に多く演奏されています。

クラリネットアンサンブル第４弾は、 邦人オリジナル６作品に加えて、モーツァルトやミヨーなどアレンジ４作品。 クラリネット３重奏から８重奏まで幅広い編成でコンクールや演奏会などの選曲に最適です。

やはり注目はミヨー作曲、森田一浩編曲「スカラムーシュ」。 人気・知名度とも非常に高い同楽譜がついに公式音源として登場！

このアレンジは今から３０年程前に東京クラリネット・アンサンブルのために書き下ろされたアレンジで、長い間、日本のクラリネット界で非常に親しまれてきた作品のひとつです。 ３曲構成のそれぞれがお洒落で楽しく、一般のクラリネットアンサンブル演奏会の演目としても大推薦の１曲です。

さらに、あの喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクションのクラリネット５重奏版では、 吹奏楽アレンジには入っていなかった「ワルツ」や細やかな装飾的パッセージも織り込まれています。 吹奏楽アレンジは非常に有名で学生の方々が演奏するのにもイメージがとてもつかんでいただきやすいと思います。

その他にも「スカボロー・フェア」「魔笛」など馴染みのある定番曲から 「ウェントス」「ノブナガ」「ドゥ・ダン」など新しい話題の邦人作品まで１０曲すべてがお奨めです。

聴くだけでも高い技術力と素晴らしい表現力を楽しむことができ、 さらに楽譜も全て即購入可能で演奏に直結するので、参考音源としても非常に価値のある１枚。

■陸上自衛隊中央音楽隊
陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年（昭和２６年）６月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来約６０年にわたって日本を代表する吹奏楽団として演奏活動を行っています。 主な活動は、首都圏で開催される年３回の定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートの他、陸海空自衛隊合同コンサート、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、スクールコンサートなど多岐にわたり、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当しています。 また、防衛大臣直轄の音楽隊として、皇居及び首相官邸における国賓・公賓の歓迎行事での演奏や国家的行事に数多く参加しており、近年では、“天皇陛下御即位２０年をお祝いする国民祭典”などにおいて華やかなファンファーレと演奏で行事の盛会に寄与しました。 その他、２１世紀の吹奏楽“響宴”やJapan Band Clinicへの出演をはじめ、ＣＤ録音にも精力的に取り組んでおり、2008年４月、（財）日本音楽教育文化振興会より第１８回日本管打・吹奏楽アカデミー賞「演奏部門」を授与されました。また、2009年には、アメリカのJ.P.Sousa財団より、世界の優れた軍楽隊（コンサート・バンド）に贈呈される「ジョージS.ハワード大佐顕彰優秀軍楽隊賞」を受賞しています。

収録：2010年6月20-22日　陸上自衛隊中央音楽隊　音楽講堂