記念すべき第1回オストワルド賞受賞作品「ファンファーレとアレグロ」や
アメリカ吹奏楽作品の金字塔「ジェリコ」ほか
吹奏楽の歴史を語る上で欠かせない珠玉の傑作8作品を収録!!
“吹奏楽のクラシック曲”を新録音でお届けするBCLシリーズ、
第11作目は再び海外の歴史的名作をピックアップ。
アメリカの吹奏楽3大作曲賞のひとつABA(アメリカ吹奏楽指導者協会)オストワルド賞の記念すべき第1回受賞作品でもあるクリフトン・ウィリアムズの代表作「ファンファーレとアレグロ」に始まる全8作品、どれも吹奏楽の歴史を語る上で欠かせない傑作揃いです。
今回のタイトル曲は、アメリカを代表する作曲家モートン・グールドの「ジェリコ」。
旧約聖書に登場するエピソードのひとつ「ジェリコの戦い」を見事なまでに音楽化したアメリカ吹奏楽作品の金字塔で、それぞれの楽器の特色を生かした明快なオーケストレーションは、上記のクリフトン・ウィリアムズなど後進の作曲家に大きな影響を与えました。
そのほかには、イギリス南西部サマセット地方の民謡を使った
ホルストの管弦楽曲をグランドマンが編曲した「サマセット・ラプソディ」、
1965年(昭和40年)の全日本吹奏楽コンクール課題曲になった
コフィールド「序曲『ティアラ』」、
戦後の日本吹奏楽の復興をささえたジョセフ・オリヴァドーティの楽曲の中から「イシターの凱旋」、「リンカンシャーの花束」で知られるグレインジャーがグリーグに捧げた「岸辺のモリー」ほか、
プロイハー「スー族の旋律による変奏曲」、アルフレッド・リード「サスカッチアンの山」といったあまり録音されることのない貴重な音源を収録。
木村吉宏&広島ウインドオーケストラが新たに生命を吹き込んだ珠玉の8作品。
若い指導者・演奏者にも演奏会やコンクールで積極的に取り上げていただきたい作品が並んだ必聴盤です。
演奏データ
指揮:木村吉宏
演奏:広島ウインドオーケストラ
収録:2009年1月27-28日 さくらぴあ大ホール
発売日:2009年4月28日
収録曲
/アルフレッド・リード(7'09)
A Symphonic Rhapsody for Concert Band
Based on Canadian Indian Themes/Alfred Reed