作曲：ジョセフ・トゥリン(Joseph Turrin)
演奏時間：8:00（約）
グレード：中上級
編成：ユーフォニウム＆ピアノ

Euphonium (or Baritone), Piano

《Concert Piece No. 1》は、アメリカ・ウェストポイント陸軍音楽隊の首席ユーフォニアム奏者ジェイソン・ハムのために作曲・委嘱された作品です。
作曲者ジョセフ・トゥリンは、「技術的に挑戦しがいがありながらも、表現力を重視したセクションも持つ曲にしたかった」と語っています。
ユーフォニアムは、技術的な演奏と感情豊かな表現の両方に優れた楽器であるため、インスピレーションも湧きやすく、この作品は比較的短期間で書き上げられました。
作曲中、バルトークの音楽を思い浮かべていたとも述べており、それはハム氏がハンガリーで初演を予定していたことも影響しています。
このように、作品の随所にバルトーク風の雰囲気が感じられるのも特徴です。
また、ユーフォニアムとピアノの両方が対等に重要な役割を担っており、アンサンブルとしてのバランスも見どころです。
《Concert Piece No. 1》は、著名なユーフォニアム奏者スティーヴン・ミードによって初めて録音されました。