作曲：マイケル・フォーブス(Michael Forbes)
演奏時間：10:30（約）
グレード：4.5
編成：金管5重奏
楽曲構成：全4曲
I. サルテーションズ
II. トッカータ
III. ラメント
IV. ジュビレーション

2 Trumpets, F Horn., Trombone, Tuba

第1楽章「サルテーションズ（敬礼）」は、もともとアメリカ陸軍ブラスクインテットのために、コンサートのオープニング曲として書かれたもので、「タップス（起床ラッパ）」をゆるやかに基にしています。残りの楽章は、このオープニングのミニチュアから展開された素材を使って作曲されました。
第2楽章の「トッカータ」は、アンソニー・プログによる見事なブラスクインテット作品『4つのスケッチ』（1989年、Editions Bim）の第2楽章に触発されました。この楽章では、ミュートと複雑なタンギング技術を駆使し、ブラスの技術的な妙技を披露します。
「ラメント（哀歌）」は、ブラスクインテットのための瞑想的な音の風景を描いており、クインテットが生み出す円錐形で温かみのある音色を特徴としています。フリューゲルホルンを使用することで音色が暗くなり、ホルンが主なソロの声を担います。
最後の楽章「ジュビレーション（歓喜）」では、これまでのミニチュアのすべてのテーマ素材が再現され、作品全体を強調するフィナーレを迎えます。
なお、作曲者によるユーフォニアム/チューバ四重奏版の『4つのミニチュア』も、Editions Bimから入手可能です。