♪詳細情報♪
メドレー収録曲:「スワニー」(G.ガーシュイン)~「故郷の人々(スワニー河)」(S.フォスター)~「こげよマイケル」(スピリチュアル)
▼楽器編成▼
2nd Cornet in Bb
3rd Cornet in Bb
1st Flugelhorn in Bb
2nd Flugelhorn in Bb
1st Alto Horn in Eb
2nd Alto Horn in Eb
1st Trombone
2nd Trombone
Euphonium
Tuba
[Sus.Cymb.(Crash&Ride), H.H.& S.D.]
Crash Cymbals
Triangle
Tambourine
Bass Drum
Glockenspiel
Xylophone(opt.)
♪楽曲解説♪
誰もが良く知る「川」にまつわるアメリカの音楽をテーマにしたメドレーです。
ゆるやかなテンポの前奏のあと、1曲目は「スワニー」(G.ガーシュイン作曲)を行進曲風に、続いて「故郷の人々(スワニー河)」(S.フォスター)をモデラートのテンポで、最後は「こげよマイケル」(スピリチュアル)を軽快なアメリカン・ポップス風に、という構成のアレンジです。場面ごとの音楽のスタイルの違いを意識してメリハリのある演奏に仕上げてください。
《指導者の先生方へ》
「正確なアーティキュレーションの扱いが、音楽の表情に大きな影響を与えるということを児童・生徒たちに実感させる」ことが、この作品の大きなねらいです。単に楽譜上のドレミを並べるだけでなく、ひとつひとつの音符に適切な表情を持たせるとことで、音楽が如何に生き生きしてくるかという感覚を、メンバーと共有しながら指導にあたってください。さらに内容を発展させ、アーティキュレーションが付けられていない音符でも、音楽のスタイルや場面によって(例えば同じ8分音符でも)音の扱いが異なる、というところにまで話を展開できると理想的です。
《編成について》
3rdコルネット(トランペット)・2ndアルト・ホルン・2ndトロンボーンは、下級生でも演奏しやすいよう易しめに書かれています。一方で、必要な音符が書かれていますので、省略はしないでください。また、コルネット・パートは、1stの人数をやや多めにしたほうが、全体のバランスを取りやすいと思います。
打楽器のパートは、最低4人から演奏可能です。タンバリンはモンキー・タンバリンを使用したほうがこの曲では適当です。バス・ドラムは、場面によっては、ミュート気味の音色で演奏したほうが効果的でしょう。
このメドレーは、さいたま市立七里小学校金管バンドによって委嘱されたもので、2013年2月9日さいたま市民会館において初演されました。
(黒川圭一)