1985年に作曲されたこの曲は、3楽章の作品です。
第1楽章は、絶え間なく変化する拍子と中毒性を感じさせるリズムに基づいており、もともとはシェークスピアの「トロイラスとクレシダ」に出てくる、中断された制作のマスクのためにスケッチされたダンスに基づいています。
第2楽章のアンダンテ・コン・モートは、3/4と3/8の拍子の交互のパッセージで構成されており、「パ・ド・ドゥ」を連想させ、優雅でゆっくりとしたワルツ風の旋律がメロディと対比されています。
3楽章へはアタッカで、最終のアレグロに移行し、はっきりとした「スラブ」の雰囲気を持つ賑やかなアンサンブルのダンスで曲は終ります。