作曲：パーシー・グレインジャー(Percy Grainger)
編曲：フランク・パッパンジョン(Frank Pappajohn)
演奏時間：20:00（約）
グレード：5
編成：吹奏楽

Flute 1
Flute 2
Flute 3
Flute 4 / Piccolo
Oboe 1
Oboe 2
English Horn
Bassoon 1
Bassoon 2
Contrabassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Bb Bass Clarinet
Contra-Alto Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
Bb Trumpet 4
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
F Horn 5
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tuba
String Bass

Piano 1
Piano 2
Harp

Timpani
Xylophone, Marimba, Glockenspiel, Vibraphone, Chimes
[Percussion 1] Tambourine, Wood Block, Snare Drum, Gong
[Percussion 2] Suspended Cymbal, Bass Drum, Castanets, Gong

1913年から1916年にかけて作曲され、フレデリック・ディーリアスに献呈された《The Warriors（戦士たち）：想像上のバレエのための音楽》は、もともとフル・オーケストラのために書かれた作品です。
この曲はグレインジャーの作品の中で最も長く、約20分間にわたる幻想的な音楽が続きます。作曲者自身は「この音楽には特定の筋書きやストーリーは存在しないが、ある種の“心に浮かぶ光景”が創作のきっかけとなった」と述べています。
グレインジャーは、打楽器の中でも音程を持つ打楽器が生み出す音の明快さと透明感を高く評価しており、それを特に「ダブル・コーディング（二重和音構造）」に活用しました。これは彼独自の“全音性”の表現で、無関係な和音群が上下左右に自由に交差しながら進行し、それによって生じる不協和を気にせず進めるという手法です。
この大編成の吹奏楽用編曲では、オリジナルに比べて打楽器の編成がやや簡略化されていますが、それでも完全な演奏には打楽器奏者が10人必要であり、ハープとピアノ2台も加わります。
この編曲は、アメリカ空軍バンド（ワシントンD.C.）の指揮官／指揮者、ローウェル・E・グレアム大佐に献呈されています。
また、スコアは11×14インチサイズです。