作曲：セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninov)
編曲：ブライアン・ベック(Brian Beck)
演奏時間：2:40（約）
グレード：2
編成：吹奏楽

Flute
Oboe
Bassoon
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
F Horn
Trombone 1
Trombone 2
Euphonium B.C.
Euphonium T.C.
Tuba

Percussion - 5 players:
Bells
Vibraphone
Chimes
[Percussion] Suspended Cymbal, Triangle

この感動的な作品は、ロシア正教音楽の素朴さをそのままに、ラフマニノフならではの豊かな旋律美を感じさせる一曲です。指揮者にとっては、長く流れるフレーズや滑らかなレガート奏法を指導する絶好の機会にもなります。
「晩祷（Vespers）」とは、正教会の夕暮れの祈りを指し、徹夜の礼拝（オールナイト・ヴィジル）の中では、真夜中に「アヴェ・マリア」が歌われる習わしがあるため、この曲の頂点では12回の鐘の音が鳴らされます。
マレットのパートを舞台裏で重ねることで、教会の鐘のような特別な演出も可能です。