♪演奏
Euph:外囿祥一郎
Pf:伊藤康英
詳細情報
各種楽器ソロの入ったダイナミックな曲
作曲者:ジャン・バティスト・アーバン(Jean-Baptiste Arban)
編曲:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:9分00秒(約)
グレード:--
編成:ユーフォニアムとピアノ
出版元:イトーミュージック
販売形態:販売楽譜(アンサンブル)
編曲:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:9分00秒(約)
グレード:--
編成:ユーフォニアムとピアノ
出版元:イトーミュージック
販売形態:販売楽譜(アンサンブル)
楽器編成
Euphonium
Piano
Piano
♪楽曲解説♪
もともとは民謡だったらしいこのメロディをもとに、多くの作曲家が変奏曲を作曲している。J.ベネディクトはコロラトゥーラのために、N.パガニーニはヴァイオリンのために、F.ショパンはピアノのために、P-A.ジュナンはフルートのために、そして、J-B.アーバンはその金管教本の中にコルネット用の変奏曲を作っている。
なぜこのような変奏曲に打ってつけかというと、和声の構造が極めてシンプルで、主和音と属和音しか使われていないためである。変奏されるメロディは、ヴィルトゥオジティに満ちた華やかなものではあるが、何しろ伴奏はたった2種類の和音だけであるからシンプルすぎて興趣を欠くものが多い。
そんな考えを払拭させてくれたのが、たまたま生演奏で聴いたウィントン・マルサリスの演奏、D.ハンスバーガー編曲、指揮の演奏だった。吹奏楽の伴奏も巧みに施され、独奏と吹奏楽とが交互に華やかさを競い合っているようだった。
それを聴いた間もなくのころに、三浦徹氏から依頼があり、アーバンのメロディを使ったバリ=テューバ・アンサンブル伴奏編曲を作曲、また、吹奏楽伴奏版も作った。
そしてこのピアノ伴奏版は、東亜音楽社の「管楽器ソロ名曲集」(1989年刊)のために編曲を作った。もちろんピアノの間奏部分もヴィルトゥオーゾに仕上げ、途中、ショパンふうであったり、バッハのフーガふうであったりもする。華麗な演奏を心がけてほしい。
伊藤康英