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楽曲詳細情報
- 作曲
- 片岡寛晶(Hiroaki Kataoka)
- 演奏時間
- 約8分45秒
- グレード
- 4
- 主なソロパート
- Fl. / B♭Cl. / A.Sax.
- Trp.最高音
- 1st / As 2nd / E
- 最少演奏人数
- 25名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2 (div.)
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- (doub. Soprano Saxophone)
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2 (doub. Flugelhorn)
- Horns 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba(div.)
- String Bass (opt.)
- Timpani
- Percussion ※4 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- 4 Tom-toms
- Spring Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Tambourine
- Wind Chime
- Rain stick (or Wind Chime)
- Sleigh Bells
- Wood Blocks
- Whip
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Chimes
楽曲解説
私の初期の作品に、2010年に手がけた「海底のファンタジー」という作品があります。この作品は委嘱を頂いた若林区吹奏楽団(仙台)により初演されました。後に芦屋町立芦屋中学校(福岡)によりコンクールで演奏され、九州大会まで駒を進める事が出来、私の吹奏楽作曲人生において初めて自由曲のレパートリーとなった作品でもありました。
時を経て、この「海底のファンタジー」のモチーフを使い、新たな作品としてリメイクするのも面白いのではないかと思い、「聖エルモの火」と題し2016年に作曲、同年、中間市立中間東中学校吹奏楽部(福岡)により初演されました。3つの旋律を基に、緩-急-緩-急形式でドラマチックに仕上げましたので、演奏会やコンクールでもしっかりと取り組める作品です。またオーケストレーションに工夫を凝らした中間部(コラール)においては、パイプオルガンのようなサウンドが特徴的であり、音色の変化や色彩に富んだ場面も、表現しやすいのではないかと思います。 タイトルの「聖エルモの火」とは、船のマストの先端から放電が起こり発光する自然現象のことですが、このことが解明されていなかった大航海時代では、船乗りたちの守護聖人である「聖エルモ」にちなんでこう呼ばれ、航海の吉兆とされていました。タイトルからも想像できるように、エンターテイメント要素の強い作品となっております。
(片岡寛晶)