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福島さんの作品はとにかく良く"鳴る"ことが、小編成バンドにとっては特に嬉しいです。この曲も15名程度から演奏可能だと思います。10名前後の少人数バンドからの作曲依頼も多いらしく、バンドの事情に柔軟に対応できるオーケストレーションに加えて、いつもながらのメロディーラインの美しさと、構成感の良さは流石だと思います。テクニックよりも音楽の表現を追求するのに最適な一曲ですね。拍子が目まぐるしく変わっているように見えますが、これは自然な音楽の流れの結果なので、特に難しいことはありません。(都賀城太郎)
楽曲詳細情報
- 作曲
- 福島弘和(Hirokazu Fukushima)
- 演奏時間
- 6分50秒(約)
- グレード
- 3
- Trp.最高音
- 1st
- 主なソロパート
- 特になし
- 最少演奏人数
- 18名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Flute
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- Percussion ※3 players~
- Timpani
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Finger Cymbals (or Triangle)
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Wind Chime
- Tambourine
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Chimes
楽曲解説
静岡県立掛川工業高等学校の第50回定期演奏会のため、2015年5月に作曲しました。
作曲した当初は、暫定的に「SONGS」という題名をお伝えしていました。生徒さん達がこの曲を演奏し、みんなで話し合って題名を決めてほしいという思いからです。
生徒の皆さんから頂いた楽曲のイメージ(「海」「風」「自然」などの情景や心の動きなど)に触れるうち、「誰もが自由な想像力をもって歌い紡ぐ自分だけの歌を持っているのだ。この曲名である「SONGS」とは、そんな自分だけの歌が集まったみんなの歌なのだ。」という思いが生まれました。まるで自分が発した音楽とその名前が、演奏をされる皆さんの色々な思いを乗せて自分の元に帰ってきたような感覚です。
この曲に出会う全ての人が自由に想像力を膨らませて、自分にしか歌えない歌を見つけて頂ければ幸いです。
(福島弘和)